公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

福井→出雲ロードバイク旅(その24)

 ロードバイクで四国一周をしたいなぁ って考えそれを実現するためにまずは、福井→出雲区間のライドで予行練習をすることになりました。前回は最終目的地JR出雲市駅の到着し旅を終えたところでした。今回は、旅の総括、数字的なもののまとめです。



以前の書き込みはこちらからどうぞ↓
koumuin43.hatenablog.com



旅を終えて、JR出雲市駅から徒歩数分の宿泊先、ホテルアルファワン出雲へ向かいます。時間は18時過ぎなのでまだあたりは薄暗い程度なので、ホテル敷地内でロードバイク輪行袋に入れます。何度かやっているのであまり手間取らずと言いたいところでしたが、少し手戻りもありながらも無事輪行袋ロードバイクを格納。ホテルにチェックインしました。ホテルの方も輪行袋を見慣れているのか、特になにも言われずに手続きを終えました。




さて、3日目のログです。大きな峠はなく、平坦主体のライドだったことが分かりますが信号待ちなどでの停車が目立ちます。



では、このたびの数字的な総括です。



全走行距離 360km 獲得標高は2,919mと数字だけ見るとそれほど疲労するようには感じないのですが、予想以上に疲れました。特に2日目は途中で輪行を考えるほどでした。ただ、疲労の中身を考えると物理的な疲労よりもメンタル的な疲労の方が大きかったように思います。今回、パワーメータが付いていないロードバイクだったので推定値を入れているのですが、最終的にTSBは-51まで下がりましたが2日目は-40でした。なので3日目の方が物理的には疲労していたわけです。しかし、2日目の方がキツかったです。コレの対策としては、例えば3日目は少し走行距離を短くして、出発時間を遅らせるて到着時間を15時ぐらいにするなどロードバイクにまたがっている時間を短くするなどの対策は必要になりそうです。これは、このあとに挑戦した四国一周1000kmロードバイクの旅に経験が生かされることになりました。


TSBとは。トレーニング・ストレス・バランス(TSB)は「調子の良さ」を可視化したもの。一般的に-20以下となると体調を崩しやすくなる。


アマチュア無線APRSシステムでの移動記録の一部。

その他の数字面では、旅費ですが思ったより掛かります。これは私が全てホテルなどを使った結果ですが、ネットカフェなどを使ってもそれほど変わらないと思います。日数をかける以上、夜は休まないと行けないわけですから。道の駅や野宿などをしない限りはこの問題は解決しないと思います。ただ、それをしようとするとどうしても荷物が増えます。そうすると、今のカーボンロードバイクでは荷物をあまり積めないわけ無理くり積めても、高速移動が売りのカーボンロードバイクではその特徴を失います。あとは食費ですが、今回観光しながら走ったので、昼食はあまりまともに取れず夕食にガッツリとなりました。その為、1日単位で見るとさほど掛からなかったように思います。途中のコンビニ休憩は、株主優待などでもらったクオカードを使ったのでほとんど支出にはなりませんでした。机の奥に寝ている商品券や金券、こういう時に使うと良さそうです。

自宅で寝ている金券ありませんか?


他に数字面から離れて他に感じたことについて。
荷物の取捨選択。意外と持って行ったけど使わないモノが多くてモバイルバッテリーとか、常備薬とか。モバイルバッテリーについては、2つ持っていきましたけど1つしか使わなかったし常備薬は、ほぼ使わずでした。最低限1~2回分にして、なにかあればドラッグストアで調達というのもありかと思いました。ただ、地域によっては大手ドラッグストアの店舗がない地域もあるわけで。。。悩ましい。衣類ですが、サイクルジャージと私服を持って行きましたが、両方ともスポーツウェアタイプでしたので速乾繊維なので直ぐに乾きます。ホテルに入ったら早期に洗濯をすることさえ守れば、衣類の点数は減らせるように思いました。

ホテルアルファワン出雲にて、手前に輪行袋。奥には洗濯物。
ハンガーの本数さえ有れば一晩で充分に乾きます。

そんな荷物を減らすという流れの中で絶対に必須だと感じたのは、ウィンドブレーカーでした。これは寒くなったときは羽織れます。夕方のダウンヒルはけっこう冷えるんです。あとは少しの雨であれば雨具にもなります。これは必須だと思いました。小さく収納できるパッカブル構造のものがオススメです。


疲労回復の面では、とにかく眠る。風呂に入る。に尽きました。他には脚には睡眠中は湿布を貼る。ふくらはぎはカーフタイツをはいて少しでも血行をよくする。これも有効だったように思います。カーフタイツは、けっきょくライド中もそれに類するコンプレッションソックスをはいていましたし、ほぼライド中はずっと履いていたように思います。個々人、差はあると思いますが私にとってはカーフタイツはライド中には必須のモノになりつつあります。


上段:ミズノのカーフタイツ 下段:冷感湿布

ということで以上で福井→出雲ロードバイクの旅の書き込みは終わりです。ただ、このあと番外編は続きますがw   
今回の旅で思ったのは、ブルベをする人達や自転車で日本一周する人達に偉大さです。体力的には出来たとしてもメンタル面やモチベーションをどうやってあの人達は、維持しているのでしょう? 正直言うと3日目の朝起きたとき、心が折れる直前まで行きました。「輪行で行こうか?」って本気で思いました。一度、そのあたりブルベ屋さんに聞いてみたいものです。

最後までお読みいただきありがとうございました。このあと、出雲大社への参拝、山陰本線に乗ってみたなど 番外編が続きます。そちらもお楽しみ頂ければ幸いです。

(番外編、出雲でのお食事へ続く その1)
koumuin43.hatenablog.com













福井→出雲ロードバイク旅(その23)

 ロードバイクで四国一周をしたいなぁ って考えそれを実現するためにまずは、福井→出雲区間のライドで予行練習をすることになりました。前回は最終日3日目、道の駅で温泉の自販機に驚いたお話。今回は、いよいよ出雲市駅に到着です。



以前の書き込みはこちらからどうぞ↓
koumuin43.hatenablog.com




道の駅を出て、出雲市駅へ向かいます。その前に立ち寄りたかったスポットがあったので立ち寄ります。それは斐伊川(ひいかわ)です。島根県と言えば八岐大蛇(やまたのおろち)伝説ですが、その八岐大蛇のイメージは曲がりくねった、斐伊川ではないかという説があります。私も初めて斐伊川を見たときは、「おろちが川の中に入り背中だけ出したら、中州が背中に見えてこういうイメージだよね。」って感じた覚えがあります。八岐大蛇伝説は色々な説があり、たたら製鉄の技術者が出した廃液と農民との戦いであったという説もありますが、この斐伊川が何か関わっていたのは間違いなさそうです。ただ、今回は川の水位の関係で想像していたイメージとは斐伊川はなっておらず残念でした。また、次の機会にイメージ通りの斐伊川を撮影したいですね。


一級河川 斐伊川 幹川流路延長 153km


今回、ブログを書くに当たって国土交通省のHPを参照したのですが、こちらに良い感じの写真がありましたので掲載しておきます。
オロチにように見えませんか? 
国土交通省のHPより


https://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kasen/jiten/nihon_kawa/0713_hiikawa/img/0713_hiikawa_00_02.jpg
www.mlit.go.jp


そういえば道の駅でこういうゆるキャラ?がw


斐伊川を抜けて最終目的地出雲市駅へ向かいます。このあたりになると、見覚えのある景色だらけ。この旅の終わりを意識しつつ、疲労困憊ではあるけれど心は躍りペダルを漕ぎます。このあたりは、松江市の国道9号とは違い歩道はしっかり整備されているので安心して歩道を走ることが出来ます。ただ、道を間違えたり疲労で変速操作を誤ったりそういうことも増えてきました。私はロードバイクは、2台保有しています。電動変速と機械変速ですが、今回は機械変速に乗ってきました。ただ、長時間乗っていると機械変速は、ボディブローのように疲れが累積していきます。今回もそれは思い知らされました。出雲商工会議所を左折して、突き当たると電車の高架橋が見えてきました。いよいよ、この旅もあと数百メートルになりました。右折し、最終目的地出雲市駅とホテルアルファワン出雲が見えてきました。泣きはしませんがw ジーンときました。今まで宿泊を伴うロードバイクの旅は、行ったことがありませんでした。どちらかいうと競技主体です。でも、こういうロードバイクライフ、ありかもしれません。


最終目的地 JR出雲市駅にて。


次回は、今回のライドの距離など数値について、書きたいと思います。



(その24へ続く)
koumuin43.hatenablog.com






福井→出雲ロードバイク旅(その22)

 ロードバイクで四国一周をしたいなぁ って考えそれを実現するためにまずは、福井→出雲区間のライドで予行練習をすることになりました。前回は最終日3日目、朝来市でドジョウを食べたかったこと、巨大アマチュア無線アンテナを見た話。今回は、最終目的地出雲市に入ります。



以前の書き込みはこちらからどうぞ↓
koumuin43.hatenablog.com



一旦、国道9号を離れて県道247号線に入りましたがそれは最短ルートを走るための選択、最終的には国道9号線沿いを走ります。ところが国道9号線沿いは、とにかく車の量が多い、車道の幅員も狭くロードバイクの横を自動車がビュンビュン通ります。自転車と自動車が共存するには、ちょっと厳しい。一旦、車道から歩道へ逃げますがこれに伴い巡航速度は一気に落ちます。歩道に上がればパンクの可能性も格段に上がりますが、事故るよりはマシですしストレスを抱えながら走ります。この国道9号線の歩道ですが、多くの部分に側溝蓋が掛かっています。側溝蓋は道路に対して、平行に設置されているので段差は歩道のラインに対して平行です。これってロードバイクにとっては落車の原因になりかねないシチュエーションです。道路管理者もそれは意識しているのか、特に危険と思われる箇所には段差解消のためにシール上のモノを貼り付けてあり、安全対策が取られていました。ただ、走るに当たっては走行ラインに注意が必要だと思います。


手持ちのジェルと自動販売機で補給。


さすがに最終日となると、緊張感も緩んでくるようで休憩の回数も増えて来ました。平均速度もドンドン落ちていきますが、泣いても笑っても最終日。「がんばれ! がんばれ!」とつぶやきながら走ります。そしてこのあたりから見覚えのある景色が目に映ります。自動車で何度か出雲を訪問したときに、立ち寄った量販店や交差点です。「自動車だとここから出雲市まで数十分なんだよなぁ。」って思わず口から出た弱音。今回の旅行、四国一周1000kmロードバイクの旅のパイロット版なんだけどこんな、弱気で大丈夫かな。そんなことを思いながら、玉造温泉へ到着です。途中、交差点で止まっていたら小学生ぐらいの子どもから「こんにちわ!」って声をかけられました。こちらも思わず「こんにちわ!」って返しましたが、私も結婚していたらこのぐらいの子どもがいるんだろうなぁってふと思いました。独身であるという選択をしたのは、私自身ですが時折その選択が正しかったのか?揺らぐことはありますね。

玉造温泉オブジェ。県道194号線沿いです。


子どもの声に励まされた気がして、ペダルを踏む足に力を込めて西進します。途中で出雲空港の案内看板が見えて、確実に出雲市に近づいていることが分かります。本日の宿泊先はJR出雲市駅近くのホテルアルファワン出雲です。こちらは公式HPで輪行袋に入れてのロードバイクの部屋持ち込みをアナウンスしているので、ロードバイク乗りにはありがたいホテルです。併設する居酒屋の「山陰酒場 丸善水産」は私のお気に入り。「そうだ! 今晩はたっぷり食べよう!」とゴール後の美食を思い浮かべましたが、実はこのあと残念なことが起きます(意味深)。 しばらく走り道の駅 湯の川が見えてきました。ここで最後の休憩に入ります。


地図で見ると出雲市駅まではあと少し

休憩に入った時間が17時前。道の駅は閉店直前でしたが、何やら軽トラが数台並んでいるのが見えました。近づいて見ると、ホースのようなモノを軽トラの荷台に載せた農業用タンクに入れています。「なんぞ?」と思って聞いてみると、温泉水を入れているとのことでした。ここには温泉の自動販売機があるんです。お話を聞いた方によると、一般の浴槽は140~150m㍑の容量があるのでそれに合わせてタンクと購入量を決めているとのこと。自宅で温泉ってなんて贅沢な生活。うらやましい。


温泉の自動販売機。100㍑につき100円の価格設定でした。


最後の休憩を終えて、今回の旅も終盤。あと13.0kmです。








(その23へ続く)
koumuin43.hatenablog.com













鈴鹿8時間エンデューロで落車しました(事故調査)

 脚も出来上がったので、楽しみにしながら乗り込んだ鈴鹿8時間エンデューロ(6時間ソロ)。しかし、今回私にとっては最悪の事態となりました。
なんと、落車 してしまいました。今回は、反省の意味を込めて、いえ大反省の意味も込めて落車の原因を探っていきたいと思います。以後、文面が固くなりますがご容赦いただければと思います。なお、選手Aは私自身であるためどうしても自分に対して有利なバイアスが掛かってしまいます。なるべく、中立で事故原因を探ってますがその点も併せてご容赦ください。

※お願い:もし、この事故を見ていたよ! 動画有りますよ! って方がございましたら、コメント欄からご連絡ください。





落車(以後、事故とする)の発生日時:2022年11月12日 11:20頃
場所:鈴鹿サーキットS字と2コーナーの間付近 2コーナー入り口 (事故調査を重ねる中で当初、現場と考えていた場所がGPSによると違うことが分かったため修正します。2022年11月15日修正)

事故内容(概要):2台が側面で接触?イン側の私(以後、選手Aとする)が落車。アウト側の選手(以後、選手Bとする)は落車せずに競技続行。その後、集団が通り過ぎる際に落下物を避けきれず1名(以下、選手Cとする)が落車。

以上が概要。2022年11月14日現在、分かっていることは下記のとおり。(推測はなしでほぼ確実と思われることのみ)



証言編:
・選手Aの話:S字区間で後方を確認したが、選手は確認できなかった。前方にも選手はいなかった。直線区間に入った時点でアウト側に気配を感じたので確認したら、選手Bが側面にいてビックリした。気づいたときには落車していた。選手Bとの接触については、特に身体が接触した感じはない。仮に接触していたとしても強い接触ではない。

・選手Bの話:競技を続行し話を聞くことが出来なかった。

・選手Cの話:特に話はしていないが事故を目撃したわけではない。

・オフィシャルの話:選手A、Bのいづれかが斜行したのだと思う。

 ※のちに事故を目撃したと言う、選手と接触できた(以後、選手Dとする)
・選手Dの話:イン側の選手がなぜか、アウト側に膨らんできた。





証拠物件編:
・選手Aと選手Bの位置関係とケガの場所(絵の都合で人物図と平面図のインとアウト側が逆なので注意)

選手Aのアウト側にケガが集中している。


・選手Aのケガ:全てアウト側に集中している。

黄緑:ヘルメットに損傷 赤色:擦過傷 紫:打撲


ロードバイクの損傷:こちらもほぼアウト側に集中している。


・選手AのGPSデーター(事故50秒前から):コーナーの手前で一旦、アウト側に進路が膨らんでいる。その後は、コースラインに沿って走り2コーナーに入ったところで接触し落車している。

速度計などは数字がGPSに対して数秒の遅れがある。



上記の証言等から導き出された事実:
1.選手AとBが急接近したのは間違いはない。接触をしたかは定かではない。
2.選手Aのケガは、コースのアウト側に集中している。つまり、選手Bが選手Aを横方向に押し出して落車させたなら、ケガはコースのイン側に集中するはず。つまり、選手Bがドスンと選手Aを押し出したわけではない。
3.オフィシャルは斜行については、推測であり目撃をしたわけではない。
4.選手Dの「イン側の選手がなぜか、アウト側に膨らんできた。」は、選手Aの行動を指していると思われる。
5.選手AのGPSデーターは、落車前の直線区間で選手Aがアウト側に斜行していることを示している。ただし、その後カーブ手前から斜行は止まりコースに対してラインは一定を保っている。コーナーに入ったあたりで一気に選手AのGPS軌跡は、コースのセンター付近に移動している。つまり、コーナーに入ったあたりで落車が起きている。


事実を元にした事故の詳細:
選手Aが直線区間でアウト側に斜行をする。これは、低速側レーンと高速側レーンの仕切りのパイロンがあったための斜行と考えられる。選手Dの「イン側の選手がなぜか、アウト側に膨らんできた。」は、これを目撃したと考えられる。

 ↓

2コーナーに入ったあたりで、選手AとBが最接近。選手Bは、直接的な力で選手Aを押していないので、選手Aはコースのイン側に身体を落とすような角度では落車していない。接触をしたか否かは、分からないがハスッたのか? ハスッて立て直そうとして失敗したのか? それとも選手Bに驚いてバランスを欠いたのか? コースのアウト側に倒れ込むようにして落車した。選手Bは、そのままレースを続行。

※ハスッたのか? ハスッて・・・・前走者の後輪のタイヤと後続車の前輪のタイヤが接触し状態。この場合、後続車が落車することが多い。 

 ↓

コースの傾斜がアウト側からイン側に向かっているので、ロードバイクはコースの中心あたりまで移動した。ケイデンスのデーターはすこし遅れて表示されるのでロガーでは漕いでいるように表示される。



事故の原因:
・事故直前の選手AとBの位置関係は分からないが、選手Aが後方確認で選手Bを認識していないのであれば選手Bは選手Aの後方死角にいたか高速で追いついたと考えられる。選手Aは、斜行していないと考えられ選手Bは、選手Aに対して並ぶときに充分なクリアランスを取っていなかった。その結果、選手Aと接触したか否かは分からないが選手Aの落車を招いた。選手Bがクリアランスを取っていなかった原因として推測できるのは、後方から集団が迫っておりコースのアウト側を空けておくという考えが働いたのかも知れない。


事故をどうやったら防げたのか?:
・選手Bが選手Aに対して横並びする以前に声をかける。「右から行きます」などを行っていれば、選手Aは選手Bの存在を認知し事故防止出来た可能性がある。
・選手Aについては、後方確認をS字区間で行ったとあるが、直線区間パイロンの速度規制がある部分で斜行を行っている。それは事故の直接的原因ではないがその時点で再度の後方確認を行っていれば、選手Bを認知できその後の展開が変わったかも知れない。





事故調査を終えて:
まず、選手Dから選手Aの斜行の話を聞いたときは、正直言うと「やっちまった!」って気持ちでいっぱいでした。顔には出しませんでしたが凹みました。ただ、斜行には最大限の注意を図っていますし、そんなはずはないとも考えていました。事故調査を進める中で、色々な仮説を立てる中、GPSデータの存在に気付いたのはけっこう時間が経ってからでした。早期に気付いていれば、もっと早くに原因を探れたと思います。GPSデーターの事故前後50秒を切り出し、軌跡を見たところ。たしかに選手Aは、斜行をしていました。ただ、これは直線部分の規制パイロン(低速の選手と高速の選手を分けるためのモノ)があったための斜行と考えられたので、ある程度必要な斜行と考えられました。肝心の接触?数秒前にはラインは一定であり斜行は行っておらずその点で胸をなで下ろしました。

肝心の事故原因ですが、選手A=私と選手Bの最接近だったのは間違いないです。今回、私はそれなりのケガを負いました。打撲、擦過傷で数週間ほどは痛みが残ると思います。幸い身体を使う仕事ではないですが、仮にそうであれば仕事はしばらく休暇となったでしょう。ヘルメットが無ければ死んでいたかも知れません。ロードバイクの損傷もそれなりで、数十万の修理費が必要です。そして、選手Cはフレームのダウンチューブが破損しておりおそらく、フレームは使用不能だと思います。人生にもしも?はありませんが、選手Bが私の後方にいたなら、並びかけるまえに一声声をかけて欲しかった。と思います。簡単なことなんですから・・。そして、私にも反省材料はあります。S字区間で後方を確認しましたが、その後2コーナーで後方確認をしなかった点です。「このスピードであれば追いついてくる人はいないだろう?」というおごりのようなモノがあったのかもしれません。翻って、私は抜かすときに声をかけているのか? と言われると必ずしもかけていません。ただ、これからは選手同士のクリアランスが充分に取れない可能性があるときは、もれなく声をかけていきたいと思います。



これからどうする?:
正直言って、自転車競技が恐くなったのも事実です。落車自体は、単独落車含めて2回目ですがケガの規模としては今までの中で最大です。前回の単独落車の時は、1年ほどは自転車に乗るのが恐かったです。ただし、今回はあまりに瞬間の出来事で実感があまりなく恐怖感はあまり植え付けられなかったようです。40代でダイエットを兼ねて始めた自転車、いつのまにか競技をすることになりましたがコレをきっかけに完全に辞めようかともここ数日、考えていました。今回は、私がケガをしましたが加害者になるんじゃないか?という恐怖もありました。ただ、こうやって事故調査を自分なりに進めると本当に簡単な声がけや確認が事故を防ぐことも分かりました。さて、これからもへっぽこですが競技は続けることにします。

長文、お読みいただきありがとうございました。最後にヘルメットとロードバイクの写真をご覧ください。人間のケガの写真はグロすぎるので今回は、U/Lしませんが下記の写真でケガは想像していただければと思います。

  
ヘルメットに命を救われました。レースだけに限らず、一般道のママチャリでも被るべきです。
ハンドルもズレて、レバーもズレた。
Dハンガーが曲がり、RDもそれなりに破損。
アッセンブリー交換でしょうね。
今回、1番の破損。チェーンリングが割れました。